potpro (ぽとぷろ)
Full-stuck engineer(Not Full-stack)
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ドメインをお名前.comからGoogle Domainsに移管したらメリットしかなかった
タイトルの通り、このブログのドメインでもあるpotproject.netをみんな大好きお名前.comからGoogle Domainsに移行しました。
移管して数日、かなりいい感じなので記事にします。
移管するのは実は初なんですけど、割と簡単でなおかつドメインの有効期限が失われるわけではないんですね。移管したら余剰分の有効期限が消えると思ってた。
ちゃんとそのまま+1年になるんですね。もっと早くやっておけばよかったと後悔。
価格面
ドメイン更新(年) | onamae.com | Google Domains |
---|---|---|
.net | 1,480 円 | 1,400 円 |
.org | 1,480 円 | 1,400 円 |
.com | 1,280 円 | 1,400 円 |
.info | 1,480 円 | 1,400 円 |
.biz | 1,580 円 | 1,700 円 |
ということで、.netに関して言えばGoogle Domainsの方が実は安いです。gTLDのTOP5を載せていますが、一応数的にはGoogle Domainsの方が安い場合が多い。
でもGoogle Domainsはあまり価格を出して宣伝しておらず、当然他を探せば安い所はあるため、そこまで安いという訳でもないです。
安さを求めるならほぼ原価のCloudflare Registerがいいかも。でもCloudflareはサービス利用することが含まれるから安いという面もあるので、デメリットはあります。
それでも当然今より安くなるに越したことはないので、この点については満足。
機能面
- DNSSEC
- DDNS
- WHOISプロテクト
こんな感じです。で、ここに関しては正直onamae.comと大差ない感じです。どちらのサービスにも存在します。
しかし、自分が移管したかった理由の一つに、ddclientを使用してのDDNS自動設定を自宅サーバでやりたかったという理由があります。
DDNSはダイナミックDNSといって、自宅鯖のような固定ではないIPアドレスをDNSに自動的に登録してくれる機能です。
このddclientはDDNS用のクライアントでLinuxの多くのディストリビューションで使えるメジャーなものなのですが、onamae.comはサポートされてないんですよね。
DiCEなんかが古くから日本では使われているようなんですが、もう古すぎて動かなかった・・・
ということで移管後に問題なく使用できて、非常にいい感じです。
独自のメリット
Googleサービスとの連携
Google AnalyticsやGmailとの連携機能があります。そのままGoogle DomainsのサイトでAnalyticsが見れて、Gmailにそのドメインメールアドレスの転送設定が出来ます。
一括管理できるので、少し楽です。
Google IDで管理
普段使いのGoogleアカウントで管理できます。
当然の話なんですが、新しくアカウントとか取って管理するのがめんどくさかったというのも多少はあるので、普段Googleをガッツリ使っているとするならやっぱり利点なんですよね。
UIとUXが使いやすい
正直一番はこれ。本当にこれ。
お名前はUIもUXも悪すぎまして・・・
必要な情報だけシンプルにまとまっていて非常に使いやすいです。DNSを変更するだけであっちは何クリック何秒掛かるんじゃといった調子ですし・・・
あんなゴタゴタな設定項目なんて不要ということがよくわかりますねえ。
デメリット
デメリット・・・は今のところ見当たらないんですよねえ。
しいて言うなら、最近あったこのニュースくらいかな。
Googleにドメインをブロックされたウェブサービスが「Cloudflareに乗り換える」と恨み節
こういうところ、Googleはドライですよねえ。という感じ。Youtubeも似たような感じですし。自分はこういう問題は無いと思いますが・・・。
後はシンプル過ぎて説明が少ないくらいですかねえ。DNS設定が自動でドメインが省略される仕様は他と違って少し気になったくらい。自分はそれくらいです。
Google Domainsイイヨ と セキュリティの話
やってみると移管は簡単です。一度Whoisプロテクト外す必要とかがあるくらいが問題ですが、それ以外は特にという感じでした。
ということで、Google Domainsに乗り換えてくれとは言わないが、onamae.comからは脱出したほうがいいと私は思いますね・・・。UI/UXもそうですが、特にセキュリティ事故が多いところが怖い。直近だとこれはびっくりしましたね・・・。
さらっとお名前.com Navi側に脆弱性があって不正アクセスされたと普通に言ってるから・・・なあ・・・。
お名前.com Naviの不具合によるCoincheckとbitbankのドメイン名ハイジャックについてまとめてみた
不正アクセスは仕方がないとも思えますけど、これをさらっと流すのが怖いよなあと思いましたね。詳細は何も出していないからどういったものかの推測も出来ないですし。
まあ詳細を出すのもリスクあるというのはわかりますけど・・・。何も情報が出てこないというのはやっぱり怖い。
ちなみにこの顛末として、coincheckもAmazon Route 53にこっそり移管しているのが面白いです。ということでみんな抜け出しましょう。